我が家では教育方針を掲示しています
私立の小学校や幼稚園では、親の面接時に家庭の教育方針を聞かれたりする事もある様ですが、教育方針として家庭の中で明文化・掲示する事はあまり無いのかもしれませんね。母親か父親どちらかが叱る様にするとか、成長に合わせてその都度夫婦で話し合うとか、高額なものを買ったり、習い事の時に約束をするとかそんな家庭が多いのかなと思います。
教育方針を作成した理由
夫婦間ではどちらかといえば我が物事を決める事が多いのですが、別に決めているわけではなくお互いにちょっと違うなと思った時に話し合う感じです。
しかし毒爺が問題なのです。ことごとく甘やかしてしまうので、こういう風に育てていきたいという事を伝えるために教育方針を作成しました。
教育方針を掲示するメリット
- 人による対応のバラツキが防げる事
- 叱る時に感情的になりにくくなる事
- 子供にもこちらの考え方を伝えやすい事
といった所でしょうか、我の場合主な目的は最初の人によるバラツキを防ぐ事ですね。
家庭の教育方針の内容
子供の性格や環境、年齢など様々なものに左右されるので人によって違うと思いますが、我が家では長期的な教育方針として二つの事を決めました。(5歳児のときに作成したものです)
- 失敗してもいいのでやりたい事は挑戦させる
- 自分の頭で考える様促す
以上2点が長期的教育方針、後今から子供に実行させたい事として
- 約束を守る
- 自分でできる事は自分でする
- やるべき事は早くする
- すぐに泣かない
- 少しずつマナーを身につける
- 素直に助けを求められる様になる
の6点を決めました。
【教育方針1】失敗してもいいのでやりたい事は挑戦させる
ねらい:自分でできたという自信をつける、やってみてわかる事も多い。
周りのアクション:結果を問わず挑戦した事を褒める、失敗した時もチャンスうまくいく方法を一緒に考える。失敗も多少の怪我も経験だと思うが、骨折以上の怪我は防ぐ事
【教育方針2】自分の頭で考える
ねらい:大抵の物事は、誰かの一方的な見方で伝わってくる。その知識を得て自分で考えないままそれを常識として受け取りがちだが、一旦その伝わったきた見方と違う捉え方を考え、どちらを自分の意思として持つのか考えられる様になってほしい。
又自分の周りに問題が起きたとき解決するためにどうするべきかをいろんな立場から考えられる様になってほしい。但し悩み事は一通り考えた後に助けを求めるという選択肢も持って欲しい。
周りのアクション:最初からはできないので、大になるまでに少しずつ教えていきたい。知識として知る事と考える事は違う。完全な答えなど無い事の方が多い、知識は簡単に教えられるし、調べる事もできるが考え方を伝える事は難しい。いろんな立場から考えられる様なヒントや、相手の事を考えられる想像力を伝えてやりたい。
【実行させたい事】約束を守る
ねらい:人との信頼関係を築く基礎となる 信用は築くのが難しく無くすのは早い
周りのアクション:できたらちゃんと褒める、わざとしないときは叱る
【実行させたい事2】自分でできる事は自分でする
ねらい:自分でできる事が増えるのは自信につながり、自身は積極性につながる
周りのアクション:自分からした時は、小さな事でも気づいて褒める
【実行させたい事3】やるべき事は早くする
ねらい:大抵の事は後回して良い結果になる事は無い、やる事やっとから気持ちよく遊べ
周りのアクション:適度にうながすができるだけ自主性を育てる。できたらちゃんと褒める
【実行させたい事4】すぐに泣かない
ねらい:泣いて解決する事は年齢とともに少なくなる、どうするべきか考える方向へ。すぐ泣く子はいじめに合いやすい
周りのアクション:泣くだけで希望がかなう事の無い様に、考える事の放棄とずる賢さを覚えてしまう
【実行させたい事5】少しずつマナーを身につける
ねらい:やっていい事とダメな事の区別をつけさせる。
周りのアクション:わかっていてもなんどもダメな事を繰り返すのは、状況に応じてどこまでやってもいいのかを試している側面もある。
周りから怒られるラインが、その状況での、これ以上はしちゃダメというその子の常識を育んでいく、だからこれ以上はダメというラインを意識して、そのラインを超えたらその都度これ以上はダメと何度でも𠮟る事。それをしなければ、してはダメと知識として知っていても、許されるのならと行動してしまう。それがその子の常識となる。
【実行させたい事6】素直に助けを求められる様になる
ねらい:うちの子はこういうのが苦手、自分の弱さを認められる強さ、コミニュケーション力、相手を素直に認める事。自信は持つが見栄ははらない複合的で難しい
周りのアクション:色んな事を話せる環境作り。子供の変化を気にかける、話しかけられたときちゃんと聞いてやる。人に迷惑をかけてはいけないという意識が強すぎると自分から助けを求められなくなる、反目しやすい自主性とのバランスが大事
教育方針の効果
最初の教育方針の作成・掲示から一年ほどが経過しました。当初自分で考えながら書いたのですが、書き出してみると曖昧だったものが、いくつか整理されはっきりしてくるのがまず良かったです。しかし今見ると、文章的に変なところとか矛盾点とかちょっと気になりますね。
主目的である人による対応のバラツキが減らせる事については、妻や婆(母)との間ではわりと効果があった様に思います。目的意識を持つ事で叱る場所や褒めるタイミングも図りやすくなったんじゃ無いかなと。
しかし毒爺には残念ながらあまり効果がありません。読んだかどうかさえ不明なのですが...うーん。